妊娠中の苦楽を共感は、産後の関係にも好影響?最新妊婦体験システムをパパが体験

女性は、妊娠することで体や心に大きな変化がおこるものです。体重が増加したり、お腹が大きくなっていったり、それにより不安や不自由さを感じていきます。こういった体の変化は、パパも擬似体験ができましたが、赤ちゃんの胎動による喜びや不安を感じるといった経験は、なかなか感じてもらいにくかったもの。ところがこのたび、妊婦の体の変化をよりリアルに体感できる、最新の妊婦体験システムが誕生したそうです。

パパが擬似体験をすることで、ママの気持ちに寄り添えるようになる

東海大学の小坂崇之准教授とBABY JOB株式会社が共同開発したのは、妊婦体験システム『MommyTummy』。妊娠初期から臨月までの妊婦さんの状態を疑似体験できるという画期的なシステムです。腹部に温水を注入することで、胎児の成長段階に応じた重さと温かさを再現したと同時に、腹部の内側に46個のバルーンを入れて膨らませることで、胎動まで体感できるのだそうです。

妊婦体験しながら、男性社員がズボンを履いてみている様子。日常生活の大変さを感じたそう。

実際に、BABY JOB株式会社の男性社員がこのシステムを体験した際の感想をご紹介します。

妻が妊娠していたとき、お腹に手を当てて胎動をシェアしてるつもりだったけど、全然違いました。体験してみて、「本当に蹴った!」という感覚が分かり、大変さも感動も全くシェアできていなかったことに気付きました。(40代、14歳と17歳の子どもがいるパパ)

妊娠中の妻のサポートを頑張ったつもりでしたが、もっと寄り添うべきだったと反省しています。MommyTummyの体験は、温かさや胎動などとても驚きが大きかったので、今後もちゃんと覚えてると思います。(40代、2歳半の子どもがいるパパ)

靴下やズボンを自力で履くのが大変でびっくりしました。前かがみになるとお腹が圧迫されて怖かったです。また、お腹が温かいので靴下やずぼんを履くだけでも汗だくになり、体力を消耗するなと思いました。(30代、4歳の子どもがいるパパ)

今回『MommyTummy』の体験をしたのは、現在パパとして過ごされている男性社員のみなさん。産前やママの妊娠中だけでなく、すでに育児期間に入っていパパであっても、ママの感覚や感情に寄り添うことができたようです。
女性が妊娠をし、出産するまでの感覚や身体的な辛さは本人にしかわからないものです。でも、パパにもほんの少しでも共感してもらえることは、産後の良好な夫婦関係を構築するうえでもきっと役立つはずですよね。

このシステムは今年4月に開幕される大阪・関西万博で展示されます。(出展期間は6/3~6/9の7日間)一般に広まるのはもう少し先かもしれませんが、ママが感じている体や心の変化を、これから赤ちゃんを迎えるパパや家族のみんなも一緒に共有できるようになるといいですね!

出典元:世界に1台だけ!大阪・関西万博に展示予定の胎動や体温まで体感できる妊婦体験システムの体験会を、男性従業員向けに実施 BABY JOB株式会社 2025年2月4日

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